LYRIC READING
“僕と君”から始まり、“世界”を通って、“今を生きる言葉”へ。
Mr.Childrenの歌詞は、ずっと同じものを歌っているようで、見ている場所は少しずつ変わっています。初期には“僕”と“君”の距離や恋愛の熱がまっすぐ前に出て、90年代の後半には都市の孤独や内面の深さへ潜っていく。 2000年代は暮らしや光の中にある希望、2010年代は記憶や問いかけ、そして近年は失ったものを抱えたまま“今をどう生きるか”へ。年代で追うと、Mr.Childrenの言葉の視線がどこへ向いてきたのかが見えてきます。
そこから都市のざわめき、孤独、暮らしの手触り、祈り、記憶へと、言葉の置き場所は少しずつ変わっていきます。年代で大きな流れを読み、アルバムでその時期の顔を見ると、作品ごとの印象だけでは見えにくい変化が立ち上がります。