内側を見つめた言葉が、今度は“世界の中でどう生きるか”を問い始める。1990年代の終わりに、Mr.Childrenの視線が大きく動いた一枚です。
何処へ行くのか。未来に何があるのか。答えを持ったまま外へ出るのではなく、問いを抱えたまま世界と接点を探し始める——DISCOVERYの言葉は、内面から一歩外へ出たその途中にある。
“僕”から“僕等”へ、視線が広がり始める。
このアルバムでは、深海やBOLEROのような強い内面の重さが少しずつ後ろに下がり、その代わりに“僕等”“未来”“意味”のような、世界との接点を持つ言葉が前に出てきます。答えを見つけたというより、問いを抱えたまま外へ向かう。その動きこそがDISCOVERYの中心です。
このアルバムの言葉
WORDS問いを抱えたまま、世界へ向かう。
日本語
外来語・固有名詞
テーマの強さ
THEME BALANCE情景
100
祈り
59
都市
18
内面
12
生活
12
日常
0
「BOLERO」からの変化
CHANGE増えた言葉
アンダーシャツノック年先今宵何処フリースタイルニシエヒガシエ僕等
減った言葉
気分シーソーゲーム幸せ旅路犠牲希望日本気付
答えより先に、動き始めている。
DISCOVERYの言葉には、BOLEROのような“人生”の重さは残っています。ただ、その視線は内側に留まらず、“何処へ行くのか”“何に意味があるのか”という問いを抱えたまま外へ向かい始める。だからこのアルバムは、確信より“動き出す感覚”が強い作品です。
1990年代の終わりに、言葉は世界へ出た。
初期のMr.Childrenは恋愛を歌い、深海では自分を見つめ、BOLEROでは人生を抱え始めました。このアルバムでは、その視線がさらに広がり、“僕”だけでなく“僕等”や未来や世界との距離を考え始めます。DISCOVERYは、答えではなく“問いを持って世界へ出る”アルバムです。
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