Mr.Children Now.
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LYRIC / ALBUM

EVERYTHING

1992 / 1990年代

“君”と“僕”の近さが、そのまま歌になっていた頃。街の景色ごと恋愛を歌った、最初の一枚です。

夕暮れの街、窓の向こう、遠ざかる背中。感情を大きく叫ぶより、景色の中に“君”との距離を置いて歌う——この頃のMr.Childrenは、恋愛の近さをそのまま言葉にしていた。まだ世界より先に、“僕”の隣には“君”がいた。

“君”と“僕”の距離が、歌の中心にあった。

このアルバムで多いのは、“君”“僕”“二人”のような近い距離の言葉。そこに夕暮れ、街、窓、背中といった景色が重なり、恋愛の感情がそのまま輪郭を持っていきます。後の『深海』のような内面の深掘りや、『HOME』のような生活の広がりはまだありません。感情の中心はあくまで“相手との距離”。このまっすぐさが、Mr.Childrenの始まりの顔です。

このアルバムの言葉

WORDS

景色が、恋愛の輪郭になる。

日本語
二人仲間路上時計友達上手口癖退屈存在一日中見距離別々願い恋人達電話黄昏時
外来語・固有名詞
ラジオショーソーダルールワイパーカーラジオハンドルドキドキハイウェイソファー

テーマの強さ

THEME BALANCE
情景
100
都市
37
日常
16
生活
11
祈り
11
内面
0

前作からの変化

CHANGE
増えた言葉
二人仲間路上時計友達上手口癖退屈
減った言葉

街や夕暮れが、そのまま気持ちになる。

このアルバムでは、街、窓、夕暮れ、背中といった景色が、ただの背景ではなく感情そのものの置き場所になっています。言葉で説明しすぎず、景色に気持ちを預ける書き方は、この頃からすでにMr.Childrenらしい。ただし、後年のような複雑な陰影はまだ少ない。ここにあるのは、“君”に向かう感情を、そのまま景色に映した初期のまっすぐさです。

Mr.Childrenの言葉は、ここではまだ“近い”。

後のMr.Childrenは、“世界”や“祈り”や“生きること”まで視線を広げていきます。でも始まりのこの一枚では、歌の中心にあるのはまだ“君”と“僕”の距離です。だからこそ、このアルバムを読むと、Mr.Childrenの言葉がどこから始まり、そこからどう広がっていったのかがよく見えてきます。

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